JAみやぎ登米

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畜産物

 JAみやぎ登米管内は、東北有数の家畜飼養頭数を誇る大産地です。管内で生産されたみやぎ登米産「仙台牛」は、一頭一頭愛情たっぷりに育てた安全・安心な食材として自慢の美味しい牛肉です。子牛の生産も盛んで、良質乾草と環境保全米の「ササニシキ」や「ひとめぼれ」などの稲わらを、充分に与えた胃袋の発達した子牛です。年間約3,900頭が出荷されています。平成20年3月からは、食肉市場に上場の際、枝肉に「みやぎ登米」の押印を行っており、購買者にみやぎ登米産牛を強くアピールしています。

 また、養豚は県内有数の産出額を誇り、「宮城野豚みのり」「しもふりレッド」のブランド名で販売されています。

肉牛

  • 上場する牛枝肉に「みやぎ登米」の
    押印を行っています。
  • 仙台牛

「仙台牛」とは

仙台牛

 「仙台牛」のふるさと宮城県は全国でも有数の霜降り牛肉の産地で、平成6年度、13年度に全国肉用牛枝肉共励会で名誉賞を受賞するなど、まさに質、量、共に全国でもトップレベルを誇っています。

 「仙台牛」とは、黒毛和種であること、仙台牛生産肥育体系に基づき宮城県内で肥育されたもので枝肉規格でA-5、B-5に格付評価されたもの(国内で唯一)であることが条件となっています。

美味しさの秘密は宮城の「自然」

 「仙台牛」の食味は口当たりが良く、やわらか、まろやか、ジューシーなどと言われており、その中でも特に優れているのが脂肪と肉本来の美味しさの絶妙なバランスです。

 「仙台牛」の美味しさの源は宮城の自然、つまり、生まれ育った環境にあります。

 国内でも有数の良質米が獲れる自然環境と水に恵まれた宮城の地で、この良質な水とササニシキ・ひとめぼれなどの稲ワラが霜降り和牛を育てるのに適した環境を作り出していったのです。

 そして、約3年経った後には宮城の自然の美味しさをすべて蓄積したような絶妙な霜降り肉になるのです。

「もち米給与」で食味向上

 「仙台牛」の食味向上のため、平成10年から管内の一部地域で「もち米給与」を行っています。現在では多くの「仙台牛」生産者が取り組んでおり、県内外の購買者や消費者からその食味や肉質に賞賛の声を頂いています。

主な販売小売店

 (有)小竹精肉店(宮城県登米市迫町)

子牛

子牛市場

 年間3,900頭程の上場をしております。

 販売先を見ると、県外4割、県内6割の実績で、県内の8割は登米市管内の肥育農家の方に購買していただいております。

 今後も購買者に好まれる子牛づくりに努めます。

保留選定会

 優良雌子牛を地域で保留し、繁殖基盤の整備を図るため、毎月開催しております。

 年間200頭程の出品があり、その殆どが入賞し地域で繁殖雌牛として活躍しております。

 また、選定会では上位入賞を展示し、管理指導等を行っております。

 5年に一度の全国和牛能力共進会に向け、関係機関と協力して「県雄種雄牛」産子の保留を進めています。

成牛審査

 年間570頭程が親牛として登録審査を受けています。

 これまで県外導入が多い傾向がありましたが、ようやく地域内の保留牛が多くなり、高等登録も年間35頭の審査を受けています。

 登米産牛の基礎が整備されつつあります。

畜産共進会

 毎年開催される宮城県総合畜産共進会、5年に一度開催される全国和牛能力共進会での上位入賞を目標に、意欲的に取り組んでおります。

 出品技術の向上を図り、出品候補牛の調教指導会や巡回指導を開催。

 第11回全国和牛能力共進会では第2区首席を獲得するなど、成果をあげております。

肉豚

お米を食べて育ちました。宮城野豚みのり 地産地消

 肉質に優れた「しもふりレッド」を交配した宮城野豚へ、仕上げ期に約2ヵ月間お米を与えたのが、「宮城野豚みのり」です。お米を与えることにより、オレイン酸の割合が増え、脂肪部分の官能評価では、白さや食感がよくなるといわれています。

1.お米を食べさせること

 世界的な食糧事情の影響を軽減し、輸入飼料への依存を低減するとともに、国内飼料の自給率を高めています。

2.環境保全型農業推進

 生産調整が強化されている日本の水田や草地など、国内における農地を最大限活用し、国土の保全を図るとともに、養豚から生じる良質な堆肥を利用して、循環型の農業とCO2の削減を目指していきます。

「しもふりレッド」

 おいしい豚肉生産を目指し、宮城県畜産試験場が8年の歳月をかけて造り上げた豚です。

 「しもふりレッド」または「伊達の純粋赤豚」のブランド名で販売されており、通常の豚より霜降りが入り、とてもやわらかく風味も優れ、美味しい豚肉です。また、オレイン酸も通常の豚肉より多く含まれています。

 県の指定農場でのみ生産されており、肥育前期以降、抗菌性飼料添加物を使用していません。

 デリケートな豚なので上手に飼うことが難しく、生産量は県内肉豚の1%弱の貴重な豚肉です。

「大泉ポーク」

 北上川のほとり、中田町大泉のさわやかな風、自然の力、そして生産者の探究心が作り出した「天神の杜 大泉ポーク」。飼料にステビア(ハーブ)や乳酸菌、酵母などを独自配合。豚肉本来の脂身がバランスよく、くせがなくあっさりとした美味しさはポークの常識を変えてくれます。

 「大泉ポーク」を味わうなら、断然「豚しゃぶ」で。味わい深いのに脂がしつこくない。予想以上の量をあっさり食べられます。さらに驚いたことは、しゃぶ鍋に灰汁(あく)が出ないこと。ぜひお試し下さい。

JAみやぎ登米 畜産課
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