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実りの秋を学ぼう!『ゆりおとめの社会科見学』その2
金次郎さんのふるさと訪問記・前篇「金次郎の銅像の秘密を探れ!」

(写真:小田原市役所ホームページより引用)

 この『尊徳記念館』で、私の相手をしてくれたのは・・・
 JAかながわ西湘のマスコットキャラクター、“西湘(せいしょう)きんじろう”くんです!

 *きんじろうくんを詳しく知りたい人は、こちらをチェック!


ゆりおとめ

はじめまして。田んぼの守護天使・ゆりおとめです。
宮城県は登米(とめ)というおコメどころからやってきました。

私のふるさとに石森小学校があり、校庭に二宮金次郎さんの銅像が立っていますが、この像のことでわからないことがあって、今日は勉強をしにきました。
どうぞよろしくお願いします。

きんじろう

こんにちは、西湘(せいしょう)きんじろうです。
小田原までようこそ!今日は遠いところを来てくれて、どうもありがとう。

薪を背負って本を読む像で有名な二宮金次郎さんは、江戸時代の終わりの頃に、ボクたちのふるさとの小田原市栢山(かやま)で生まれ、その一生を、農村で困っている人達に尽くした人です。70年の生涯で、600余りの農村の復興に関わったといわれている、ホントにすごい人なんだ。
だからボクたちは金次郎さんのことを、“尊徳先生”と尊敬を込めて呼んでいるんだよ。
今日は一緒に、尊徳先生について学んでいこうネ!

ゆりおとめ

ハイ!ありがとうございます。
それでは最初の質問をします。金次郎さんの銅像ですが、何歳くらいの姿なんですか?

きんじろう

14歳くらいの頃といわれているよ。
尊徳先生は14歳のときに父親を病気で亡くします。長男だった先生は、母親と2人の弟たちとの生活を守るため、朝は早くから一里(約4キロ)の道を歩いて山で薪をひろい、そして今度は二里(約8キロ)を薪を背負って小田原の城下町へと売りに行ったんだ。
金次郎さんの銅像は、そのときの姿といわれているんだよ。

ゆりおとめ

小学生よりも、ちょっとお兄さんになった頃なんですね。
ところで私は、石森小学校の“特別”図書委員をつとめているのですが、金次郎さんの銅像が何の本を読んでいるのか気になっています。何の本なのか、わかりますか?

きんじろう

知ってるよ。読んでいる本は、「大学」という本だよ。

ゆりおとめ

だいがく?

きんじろう

本の内容は、漢字ばかりの難しいものなので、正直、ぼくにはよくわからない・・・
でも、自分なりにがんばって調べてみたんだけど、この『大学』という本は、江戸時代の寺子屋という当時の学校で読まれていた本の一つで、昔の中国の先生が“自分を理想の人物に近づける”ために、その方法を考え、教科書にした本だそうだ。

ゆりおとめ

そんなに難しそうな本を読んでたんですか!

きんじろう

金次郎さんの銅像はね、尊徳先生の子どもの頃のエピソードをもとに、イメージでつくったものなんだよ。明治時代になって、尊徳先生のエピソードが「二宮尊徳翁」という子供向けの伝記になったんだけど、その挿絵に使われた絵が、銅像のモデルに使われたんだ。

幸田露伴著『二宮尊徳翁』より
「近代書誌・近代画像データベース」
http://school.nijl.ac.jp/kindai/KGTU/KGTU-00026.html)
ゆりおとめ

ふうん。

きんじろう

それでね、この「二宮尊徳翁」の伝記本の元になった「報徳記(巻の1)」という本には、こう書いてあるんだよ。

『大学の書を懐にして途中歩みながら之を誦し少しも怠らず。』

とね。

意訳:(金次郎さんは山に薪をひろいにに行く間も)大学という本を懐にいれていつも持ち歩き、途中歩きながらでも、その内容を声に出してそらんじていた。それを少しも怠らなかった。

書かれている内容がどんなに難しくても、あきらめないで何度も声に出して読んで、暗記できるまでに繰り返すと、内容が体にしみこんで、自然と理解できるようになるという・・・。尊徳先生も小さいころから、それにチャレンジしていたんだろうね。
今でいえば、難しいせりふのお芝居の台本を、何度も繰り返して覚えるような感じかなあ。

でもね、ゆりおとめさん。大事なのは、こうした努力を休まず、毎日続けていったということなんだ。時間をむだにしないで、どこでも、どんなときでも、勉強することはできるんだということを、金次郎さんの銅像は、学校のみんなに伝えたいんだと思うんだよ。

ゆりおとめ

そうなんですネ!

石森小学校にも、金次郎さんの銅像がありますが、学校のみんなは、尊徳先生の努力している姿のことをどれくらい知っているのかなあ・・・。もっとみんなに伝えなくっちゃね。

ところで、きんじろうくんが今、話してくれたような尊徳先生の教えは、先生のふるさとの町で、どのように伝えられているのですか?

きんじろう

尊徳先生の教えが、地元の町でどう伝えられているのかというと・・・

そうだ。今日は、この町で野菜の収穫教室があるんだよ。よかったらゆりおとめさんも参加して、この生まれふるさとに伝わる尊徳先生の教えを、一緒に学んでみてはどうかな?

金次郎さんの銅像を見ると、薪を背負って本を読んでいる姿にどうしても目がいってしまうんだけど、実は“一歩足を踏み出しているところ”も大事なポイントなんだよ。

尊徳先生はこの銅像を通じて、本を読むばかりでなく、現場に行って、物をよく観察することも大切な勉強だと教えているんだ。言葉では言い尽くせない、大きな収穫がきっとあると思うよ!


 ということで・・・
 きんじろうくんを通じて特別許可をいただき、私は、野菜の収穫教室に参加することになりました。

 どんな収穫があったのかは・・・
 次号をお楽しみにネ!


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